巷では、どの生命保険に入るかという情報サイトが溢れていますが、まずは入るか入らないか、から考えてみましょう。保険に入ることは本当に必要なの?
どの生命保険に入るべきか?って生命保険にそもそも入らないとダメなの?
私が新入社員でこの会社に入った時に、昼休みに生命保険を勧誘するおばちゃんが毎日来てるんです。それで、うちわくれたり、パンフレットくれたり、そのうち仲良くなって、次に生命保険入ってる??って聞いてくるんです。入っといた方がいいよ〜とか一緒に言ってくる先輩も居たり、やら何とかでいつの間にか保険に入ってしまっている状況があるんです。そして、気づけば給料天引きで生命保険料が1万から2万引かれている。その状況をさして不思議とも思わず、ずっと働いて居ました。
お金のリテラシーが高い家庭で育った人は気づくんでしょうが、私の家庭ではそのような教育は行われておらず、騙されたという訳です。まぁ自分を持ってみんながやってるがこれはおかしいとアメリカ人的発想でも無い限り断るのは難しいと思います。
結局リーマンショックの際に、残業代が減った際に、「派遣ギリだ〜」ならぬ「保険ギリだ〜」と言って、おばちゃんの保険2つを会社の保険に切り替えました。でもよく考えるとまだ保険入ってたんですね。。
生命保険を選ぶってよりもまずは入るか、入らないかを考えるべきです。保険に入らなければならない人は、実は限られてます。
(この私の新入社員時代には当然保険に入る必要はありません。)
生命保険に入っても良い人とは?死んだら誰が金銭的に困るかを考える
以下の状況で生命保険に入っても良い人とは誰でしょう?
・新入社員(未婚)
・共働きの夫(子供なし)
・共働きの夫(子供あり)
・専業主婦(子供あり)
・子供が自立した後の夫婦
生命保険と言うのは、死んだら誰かが困る人のみ入るべきです。そこで上の条件で金銭的に困る人を下にあげてみます。
・新入社員(未婚)→誰も困らない。親が悲しむ。
・共働きの夫(子供なし)→もちろん誰も困らない。
・共働きの夫(子供あり)→片親のみの収入で不安なら、子供が困るかもしれない。やっていけるなら誰も困らない。
・専業主婦(子供あり)→夫は悲しむでしょうが、金銭的には困りません。子育てが困りますが。
・子供が自立した後の夫婦→子供が悲しむでしょうが、金銭的には困りませんね。
ここまで挙げても困るのは唯一、「共働きの夫」のみ、もちろんこの場合も母親の収入でやっていけるなら問題ありません。
じゃ結局誰が保険に入っても良いか?
それは
一家の大黒柱で、子供が自立前の時のみ
と言う答えが出ます。結構、限られた狭き門ですね、特にこの少子化の時代ではなかなか居ないのでは無いのでしょうか?
しかもまだ入らなくていい状況が実はあります。先、挙げれて居ませんが、貯金が子供一人500万円あれば18歳までは育てることができると思います。
ますます生命保険に入る状況が減りました。
生命保険は確率の低いギャンブル
仮に上記の生命保険に入る条件に入って居たとして、死亡した時のリターンと払込む保険料について考えてみましょう。
払込む保険料:1ヶ月1万円で10年間→120万円
死亡保険:1000万円
死亡保険を期待値で見ると
1000万円×3%(日本人の男が50才までに死ぬ確率)=30万円
つまり30万円を120万円かけて払っている計算になります。そう言われると払う人は居ないと思いますが、数字が隠された状態で、不安だけ煽って売りつけるので、
人間は保険に入ってしまうのです。実際、保険業界は儲かっているそうですね、仕事も楽だそうですし。そのような人々にお金をあげたいと人は入れば良いかと。
結論:入るべきでは無い
まず入らないのが当たり前。今の状況を考えて、
「この人いなくなったら、私一人だけだと、この子路頭に迷うかも」
と思えるなら、夫にかけることを検討しても良いぐらいなものなんでしょう。